う~ん、美味しい!!という幸せ~粗食粗呑の日々~

美味しい食事や美味しいお酒そして料理の日々を楽しくつづります。

2017「なます」で料理はじめ。

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黒豆に田作り、なますに椎茸や牛蒡や人参の煮物、どう考えても子供が好きな料理が並ばないお正月。僕は大好きだった。29日に近所の八百屋さんに行って野菜を選ぶとお得意さんの家には晦日に大きなダンボールで届けてくれたっけ。お刺身は常連のお寿司屋さん、大晦日に受け取りに行くと沢山のお刺身に大好物のガリをたくさん付けてくれた。

大晦日の台所ではお袋が朝から晩までお節料理を作っていた。削りたての鰹節と昆布の出汁にまみれた正しい日本のお正月の香りが充満していた。椎茸や人参や牛蒡や里芋や・・・・お節料理には色々な意味があることを作りながらお袋は説明してくれていた。

中でも紅白のお祝い色が鮮やかな「なます」が僕の好物。家の「なます」はシンプルに大根と人参のみ、魚介類や鶏肉やきのこ等は入っていないやつ。甘いでもない酸っぱいでもない、硬いでもない柔らかいわけでもない。お正月っぽいお料理、というか、他の酢の物は食べてもお正月以外食べることがない(僕は)のが「なます」。

今年最初に料理したのが「なます」。大根を薄く輪切りにしてそれを少しずつ重ねながら千切りに、人参は大根の量の10%~20%ぐらいを同じく千切りに。お塩を少々振り、最初はやさ~~~しくギュっと、柔らかくなってきたら少し強~~~くギュっギュっっと、最後はギュっギュっギュっと絞って水を切る。絞った大根と人参にお酢とお砂糖を僕は4:0.5の割合で混ぜたら出来上がり。いくらでも食べれる「なます」。今年も良い年でありますようにとの願いを込めて、更に、僕自身の大きな大きな変化に思いを寄せて、山盛りたっぷりいただきます。